Bコケの正体は地衣類 平成16年2月16日

 瓦のコケ,藻など正式には何なのか正体を見極める必要があると思い調べてみました
 下の写真は我家の母屋の瓦に発生しているもので、黄色と白色の2種類があり、調べましたところ地衣類ということがわかりました


写真@  地衣類学会会員の大学教授に確認をお願いしました
 正確には標本を採取して送付くださいとのことでしたが、まず間違いないとのことで、その植物学名は次のとおりです
 ただ、学名をお聞きするばかりでなく対処法を知りたかったのですが、尋ねた学会は大気汚染など自然環境の変化と希少地衣類保存の研究趣旨のため、産業界との研究はしていないとのことでした

写真A  子嚢地衣類  +−レカノラ目+−−テロスキステス科+−−−ダイダイゴケ属 ダイダイゴケ

写真B  子嚢地衣類  +−レカノラ目+−−ムカデゴケ科+−−−ゲジゲジゴケ属 キウラゲジゲジゴケ

特徴と対応商品 
 地衣類は菌類と藻類とが共生してできた複合生物で,菌糸がその体をつくり,藻類をその中に取り込んで住みかと水分を与え,藻類は自分の生産した炭水化物を菌類に与えて,お互いに緊密な関係でなりたっており,蘚苔類(コケ植物)と混同してとらえられやすく,地衣類は葉,茎の分化がなく,日当たりのよい比較的乾燥した所に成育し、食用のイワタケもこの地衣類だそうです
  対処技術について中部電力と共同開発された東海コンクリート工業株式会社が製品化している「コレトレール」というものがありました。 http://www.tcon.co.jp/coretorel.html

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